画像編集の仕事でPhotoshop（フォトショップ）を使用している方に仕事内容や必要スキル等について聞いてみました

画像編集のソフトにはPhotoshop（フォトショップ）が使われる

画像編集の仕事には、グラフィックデザイナーやフォトグラファー、ウェブデザイナー、印刷物デザイナー、映像編集者などが挙げられます。

画像編集の分野で最も一般的に使用されているソフトウェアの1つが、Adobe社のPhotoshop（フォトショップ）です。Photoshopは、静止画像を編集するための業界標準として認められており、世界中のデザイナーやアーティストによって広く使用されています。

Photoshopは、画像を編集するために必要なほとんどすべての機能を備えており、大規模な写真編集から小さな修正まで、あらゆる種類のプロジェクトに適しています。Photoshopは、レイヤー、マスク、フィルター、効果、テキスト編集など、さまざまなツールを提供しています。

また、Photoshopは、さまざまなフォーマットで画像を保存できるため、Webデザイン、印刷物、マーケティング、広告など、多様なプロジェクトに適しています。

さらに、Photoshopは、他のAdobe Creative Cloudアプリケーションとのシームレスな統合を提供しているため、デザイナーはPhotoshopを使用して、デザイン、イラストレーション、写真、ビデオなど、さまざまなメディアを作成することができます。

そのためPhotoshopは、多くの場合、クリエイティブなプロジェクトの必須ツールとして見なされています。以上のように、画像編集の仕事に携わるのであればPhotoshopを使えるようになったほうがいいでしょう。

そこで、実際に画像編集の仕事でPhotoshopを利用している方に、仕事内容や必要スキルなどを聞いてみました。画像編集のお仕事に興味がある方に参考になれば幸いです。

スーパーマケットで、Photoshopを使いネットと広告を作成している30代男性にPhotoshopを使う仕事内容を聞いてみました

スーパーマケットでネット広告、紙媒体の広告の作成に携わる30代の男性にPhotoshopはどういう用途で扱っているのか、また、必要スキルなどについて聞いてみました。

▶どのような仕事に就き、フォトショップはどのようなことで使っていますか？　また他のソフトの利用もありますか？

私は、現在スーパーマーケットのネットと紙のチラシ作成をする仕事についています。フォトショップを使って、写真撮影した果物やお惣菜などをよりおいしそうに見せるために色合いを変えたり、一定の形に写真を載せるために、画像をカットしたりする作業をしています。他のソフトは、イラストレーターを使って文字などを入力することに使っています。

▶今の仕事に就いた経緯は？

私は、モノづくりの仕事に携わりたかったのですが、製造の仕事は体力的にきついなと感じ、長く続かせるためにこちらの体の負担が少なく、自身のフォトショップやイラストレーターのスキルを活かせる仕事を選びました。

また、その中でもスーパーマーケットのチラシは、よくスーパーで買い物をするので、自分自身にとって身近なものだったので、より親近感がわいたということも理由の一つです。

▶貴方様の職種に就く場合の必須スキルと、あったほうがいいと思われるスキルは？

フォトショップでは、写真の色合いを変更できたり、画像の切り取り等のスキルがあった方が良いと感じました。

また、チラシは文字も入力するので、イラストレーターで文字を入力し、大きさや色合いなどを変更できるスキルもあった方が良いと感じました。

▶収入や仕事内容に対しての満足なところ、不満なところは？

収入に関しては、あまり良いとは思えません。こういう仕事は、会社の規模によって収入が違うと思うのですが、私の会社は規模が小さいので、収入は少ないです。

仕事内容に関しては、体力的には比較的楽で、長続きしやすいかなという点は満足しています。

また、自分が作ったチラシがネットや紙の媒体を通して、多くの地域の人に触れられて、その出来によって売り上げが変わることもあるので、やりがいを感じています。

▶将来性とこれからこの業界に就く方へのアドバイスをお書き下さい

紙の媒体はこれからなくなっていくのかなと感じていますが、ネット上のチラシに関してはこれからも残っていくと思います。

なので、将来性に関してはこれからもあると思います。ただ、私のような仕事に就くには、ある程度のパソコンスキル（フォトショップ、イラストレーター等）のスキルを磨いていくことは重要だと思いました。

写真のレタッチを行うクリエイターとしてフリーで仕事をしている30代男性にPhotoshopを使う仕事内容について聞いてみました

▶どのような仕事に就き、フォトショップはどのようなことで使っていますか？　また他のソフトの利用もありますか？

主に写真のレタッチを行うクリエイターとしてフリーで仕事をしています。商品写真の合成や住宅写真の色変更、広告に使う画像作成、YouTubeのサムネイル作成など全てフォトショップを使用しています。

▶今の仕事に就いた経緯は？

元々絵を描くことが好きだったのですが、関連した職種には就かず働いていました。どうしてもデザインへの興味が捨てられず、デザイン学校に入学し直し、卒業後DTPオペレーターとして地元の段ボール製版会社に就職しました。

就職した会社でもAdobe IllustratorやPhotoshopをメインに業務を行なっていましたが、もっと自分の感性を活かしたいと思いフリーランスのレタッチャーになりました。

▶貴方様の職種に就く場合の必須スキルと、あったほうがいいと思われるスキルは？

レタッチの仕事はクライアントの要望通りに仕上げることが目的なので、合成した際に数値レベルで色を調整できるスキルが必要なので色彩検定などをとり色を理論的に捉えられるようになった方がいいと思います。必須ではないですが、Photoshop検定などクライアントに証明できる資格を持っておいた方がいいです。

▶収入や仕事内容に対しての満足なところ、不満なところは？

主にクラウドソーシングで仕事を受けているのですが、フリーランスなので収入は安定しません。自分の好きな業務だけで十分な収益を得るのは難しいので選り好みせずいろんな事ができるよう仕事の幅を広げないといけません。

ただ、専門学校で学んだデザイン理論や自分の感性を活かせるのでやっていて楽しいです。正社員として働いていると会社に命令された仕事しかできず、副業も出来ないので、会社にいた頃よりは興味のある事をしてお金を稼げているので概ね満足です。

▶将来性とこれからこの業界に就く方へのアドバイスをお書き下さい

Photoshopは広告、ウェブデザイン、イラストなど多岐に渡り利用できるツールなので、将来的にも重宝するツールだと思います。

AIの自動生成が話題になってはいますが、結局行き届かない部分はあるので人間の培った職人技は仕事上必要になってくると思います。

動画配信ブームなどもあって個人が好きなことを発信できる時代になってきていると思います。ツールはあくまでも人間が使う道具なのでどう活きるかは使い手次第だと思います。

今はどんな分野でも広告がないと成り立たないのでデザインが常に求められます。興味があることをどんどんインプットして自分にしか出来ないアウトプットができるように頑張ってほしいです。

プリンター開発をしている40代男性にPhotoshopを使う仕事内容について聞いてみました

▶どのような仕事に就き、フォトショップはどのようなことで使っていますか？　また他のソフトの利用もありますか？

プリンターの開発を行なっており、出力テスト用の画像をフォトショップで作成しています。

▶今の仕事に就いた経緯は？

新卒からいまの会社に就職しました

▶貴方様の職種に就く場合の必須スキルと、あったほうがいいと思われるスキルは？

大卒以上の学歴と基本的な理系の知識が必要。

▶収入や仕事内容に対しての満足なところ、不満なところは？

収入は印刷業界の中では高い方だと思います。画像を作成する際に色調を意識しながら作ることで、プリンターの色設計を行えるので、仕事の満足度、達成度は高いです。

▶将来性とこれからこの業界に就く方へのアドバイスをお書き下さい

フォトショップは配属されてから習得しましたが、フォトショップの使い方を身に付けていれば、中途入社の確率も上がるので有利に運びます。